タイの国内線ガイド|航空会社の選び方とドンムアン・スワンナプームの違い
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タイ国内をいくつか回ろうとすると、必ずぶつかるのが「バンコクから次の街へどう移動するか」です。

バスや夜行列車もありますが、チェンマイやプーケットくらい離れていると、現実的なのは飛行機です。僕も最初の頃は「どの航空会社を選べばいいのか」「そもそもバンコクの空港が2つあるってどういうこと?」と、予約画面の前で固まっていました。

この記事では、訪泰30回を超えてタイ国内線を何度も使ってきた僕が、航空会社の選び分け・2つの空港の違い・主要路線の所要時間と料金の目安を、実際に乗ってみた感覚込みで整理します。

タイ国内線、先に押さえる3つ

①安く動きたいならLCC(ドンムアン発が中心)、乗り継ぎや手荷物込みで楽したいならフルサービス(スワンナプーム発)。②バンコクの空港は2つあり、復路で空港を間違えると痛い。③料金は時期で大きく動くので、まずGoogleフライトで全社まとめて見るのが早いです。

バンコクの空港は2つある、まずここでつまずく

タイ国内線でいちばん最初に混乱するのが、バンコクに国際空港が2つあることです。

ひとつがスワンナプーム空港(BKK)で、タイ国際航空やバンコクエアウェイズといったフルサービス系がメイン。もうひとつがドンムアン空港(DMK)で、エアアジアをはじめとするLCC(格安航空会社)の拠点になっています。

問題は、行きと帰りで空港が変わるケースがあること。たとえば日本からスワンナプームに着いて、翌日エアアジアでチェンマイへ飛ぶなら、出発はドンムアンです。2つの空港は車で約1時間離れているので、ここを勘違いすると乗り遅れます。

スワンナプーム空港とドンムアン空港の位置関係をあらわしたバンコクの空港マップのイメージ
※画像はイメージです

⚠ 空港間の移動は時間に余裕を
スワンナプームとドンムアンの間は、渋滞すると1時間半近くかかります。同日中に「到着→別空港から国内線」とつなぐ予定なら、最低でも4〜5時間は空けておくと安心です。僕は一度ギリギリの乗り継ぎを組んで、渋滞でヒヤッとしました。

LCCとフルサービス、どっちを選ぶか

タイ国内線は、ざっくり「LCC(格安)」と「フルサービス(手厚い)」の2グループで考えると整理できます。

LCCの主役は4社。最大手のタイ・エアアジアを筆頭に、ノックエアタイ・ライオンエアタイ・ベトジェットが続きます。タイ国内線の利用者の7割以上がLCCを使っていると言われていて、実際ドンムアンに行くとこの4社のカウンターが並んでいます。

フルサービス側は、国内8路線を持つタイ国際航空と、サムイ島路線を実質独占しているバンコクエアウェイズが代表格です。受託手荷物や軽食、ラウンジが料金に含まれているのが強みです。

航空会社 タイプ 主な発着(バンコク) 特徴
タイ・エアアジア LCC ドンムアン 路線・便数が最多。とりあえず候補に入る
タイ・ベトジェット LCC スワンナプーム スワンナプーム発のLCC。通し手荷物サービスあり
ノックエア LCC ドンムアン 地方路線に強い。黄色い機体が目印
タイ・ライオンエア LCC ドンムアン 運賃が安い日が多い
タイ国際航空 フルサービス スワンナプーム 手荷物・軽食込み。乗り継ぎが楽
バンコクエアウェイズ フルサービス スワンナプーム サムイ島ならほぼ一択。ラウンジ利用可

僕の使い分けはシンプルで、荷物が機内持ち込みだけで済む短い旅ならLCC、スーツケースを預ける長めの旅や乗り継ぎがある日はフルサービス、です。

LCCは運賃そのものは安いんですが、受託手荷物・座席指定・機内食がぜんぶ別料金。預け荷物を1つ足すと、結局フルサービスと変わらない金額になることもあります。予約画面の合計額を見て決めるのが正解です。

LCCで地味に効くコツ
受託手荷物は当日空港で足すと割高になります。預けるのが分かっているなら、予約時にオンラインで付けておくと数百〜千バーツ単位で変わります。

バンコクから主要都市へ、所要時間と料金の目安

実際に多くの人が乗る、バンコク発の主要路線をまとめます。料金は時期と予約タイミングで本当に大きく動くので、あくまで目安として見てください。

路線 所要時間の目安 片道運賃の目安(LCC) 就航の中心
バンコク → チェンマイ 約1時間15分 1,000〜2,500バーツ前後 ドンムアン(LCC各社)
バンコク → プーケット 約1時間25分 1,200〜3,000バーツ前後 両空港から多数
バンコク → サムイ 約1時間10分 バンコクエアウェイズ中心で変動大 スワンナプーム

チェンマイ線はLCCの便数がとにかく多くて、朝から晩まで1〜2時間おきに飛んでいる感覚です。バンコク〜チェンマイは約1時間15分なので、午前中に動けば昼にはチェンマイで遅めのランチ、という日帰りに近い使い方もできます。着いてからの過ごし方は、別記事のチェンマイに着いてからの観光プランにまとめています。

プーケット線も便数が多く、LCCからフルサービスまで選び放題です。海メインの旅なら、プーケットの観光モデルコースと合わせて計画を立てると動きが見えてきます。

ドンムアン空港のLCCチェックインカウンターに並ぶ旅行者のイメージ
※画像はイメージです

サムイ島だけは少し特殊で、空港をバンコクエアウェイズが持っている関係から、基本この会社の便になります。その分ほかの路線よりは割高になりやすいです。プーケットやスラタニまでLCCで飛んで、そこから船で入るルートを取る人もいます。

都市から都市へ、バンコクを経由しない移動もある

意外と知られていませんが、タイ国内線はバンコクを通らない路線もそれなりにあります。

たとえばチェンマイからプーケットへ直接飛ぶ便があって、所要は約2時間5分。これをバンコク乗り継ぎにすると半日仕事になるので、北から南へ一気に動きたい人には直行便がありがたいです。

僕がよくやるのは、北のチェンマイで数日、そこから直行でプーケットへ抜けて後半は海、という組み方。バンコクに戻らずに済むぶん、日程がきれいに繋がります。

通しで荷物を運べるサービスも
タイ・ベトジェットの「Sky ConX」のように、経由地で入国審査や荷物のピックアップをせず、最終目的地で受け取れる乗り継ぎサービスも出てきています。乗り継ぎが絡む人は、こうしたサービスの有無も予約時にチェックすると楽になります。

予約はどうするのがいちばん楽か

料金重視なら、まずGoogleフライトやスカイスキャナーのような比較サイトで全社まとめて検索するのが速いです。

そこで安い航空会社と便を見つけたら、最終的な予約は各社の公式サイトでするのが個人的におすすめ。比較サイト経由だと、欠航や変更が出たときの問い合わせがややこしくなることがあるからです。LCCは特に、座席や手荷物の追加を公式サイトでやったほうが分かりやすいです。

エアアジアの座席まわりが気になる人は、長距離便でエアアジアのプレミアムフラットベッド席を試したときの話も書いているので、座り心地の参考にどうぞ。バンコク発着で観光とセットで考えるなら、バンコク発着で観光と合わせるならの記事も役に立つはずです。

料金は「水もの」だと割り切る
同じ路線でも、出発の数週間前と前日では運賃が倍違うこともザラです。日程が決まっているなら早めに押さえる、逆に直前なら各社を横断で見て一番安い便を拾う。料金と便数の最新情報は、必ず各社公式サイトかGoogleフライトで確認してください。

タイ国内線でよく聞かれること

タイ国内線って予約は日本語でできるの?と聞かれることがありますが、エアアジアやタイ国際航空は日本語サイトがあるので、基本は日本語で完結します。比較サイトも日本語対応です。

LCCって遅延が多いんじゃない?という不安もよく耳にします。正直、タイのLCCは多少の遅延はあると思っておいたほうがいいです。だからこそ、到着後にすぐ大事な予定を入れず、少し余白を持たせた日程にしておくのが安心です。

預け荷物なしで身軽に動けるなら、タイ国内線はバスや鉄道に比べて圧倒的に時間を節約できる移動手段です。空港と航空会社の組み合わせさえ押さえれば、あとは比較サイトで安い便を拾うだけ。次の街へ、軽やかに飛んでみてください。

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