タイのSIMとeSIM、僕が到着してすぐネットを使うために選んでいる手配のしかた
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タイに着いてスマホが圏外のままだと、Grabも地図もホテルの予約確認も開けなくて、けっこう焦ります。僕も昔は空港の外に出てから「あれ、ネットどうしよう」と立ち止まったことが何度もありました。

今は出発前か到着直後に通信を確保してしまうので、飛行機を降りてすぐ地図を開いて動けます。方法は大きく分けて、現地でSIMカードを買うか、日本にいるうちにeSIMを入れておくかの二択です。

この記事では、訪泰30回を超えていろんな手を試してきた僕が、タイでのSIMとeSIMの選び方を、空港での買い方から料金の目安、設定でつまずくポイントまで込みで整理します。

タイの通信、先に押さえる3つ

①短期の旅行でとにかく楽をしたいならeSIMを日本で入れておくのが一番ラク。②現地で電話番号も欲しい・端末がeSIM非対応なら空港カウンターでSIMを買う。③料金はどちらも数百バーツ〜千円台で、迷うほどの差はつきません。

SIMとeSIM、どっちにするかは旅のスタイルで決まる

先に結論の目安を出すと、短期の観光ならeSIM、長期滞在や電話番号が要るならSIM、が僕の基本の分け方です。

eSIMは端末に埋め込まれた仕組みなので、カードの抜き差しがいりません。日本にいるうちに買ってQRコードを読み込んでおけば、タイに着いて機内モードを切った瞬間にはもう繋がっています。一方の物理SIMは、現地で電話番号付きのものが手に入りやすく、eSIM非対応の端末でも使えるのが強みです。

自分がどっちタイプかは、下の表でだいたい当たりがつくと思います。

こんな人 向いている手段 理由
数日〜1週間の観光 eSIM 日本で手配して着いた瞬間に使える
スマホが新しめ(eSIM対応) eSIM カードの抜き差しが不要でSIMを失くさない
現地の電話番号が欲しい 物理SIM SMS認証や現地予約の電話に使える
端末がeSIM非対応・古い 物理SIM そもそもeSIMが入れられない
1か月以上の長期・大容量 物理SIM 大容量プランや延長が現地でしやすい

長めに滞在してノマド的に働くなら、通信量も端末の相性も変わってきます。滞在しながら仕事をする前提の話はバンコクでノマド生活をする話にまとめたので、長期の人はそちらもあわせて読んでみてください。

現地3社の違いは「カバレッジ・データ量・安さ」で分かれる

タイの通信会社は、AIS・TrueMove H・dtac の3社を押さえておけば十分です。

いちばんカバレッジが広いのがAISで、バンコクやプーケット、チェンマイといった主要都市の5Gが強く、南部の島や国立公園まで電波が届きやすいです。地方や離島にも足を延ばすなら、僕はAISを選ぶことが多いです。TrueMove H は大容量のプランが充実していて、ずっとネットに繋ぎっぱなしになるヘビーユーザー向き。dtac は8日・15日あたりのプランが安めで、2023年にTrueMove Hと統合してから電波の入りもかなり良くなりました。

迷ったらAISでいい
どこで使うか決まっていない、地方にも行くかもしれない、という人はAISを選んでおけば大きく外しません。旅行者向けのツーリストSIM/eSIMも各社そろっているので、まずはカバレッジ重視で選ぶのが失敗しにくいです。

3社とも旅行者向けの短期プランを出していて、正直どれを選んでも都市部で困ることはほぼありません。カバレッジで選ぶならAIS、安さで選ぶならdtac、くらいのざっくりした基準で決めてしまって大丈夫です。

空港カウンターで買うのが、いちばん手っ取り早い

現地でSIMを買うなら、到着した空港のカウンターがいちばん確実です。

スワンナプーム空港(BKK)なら、到着ホールの2階にAISやTrueMoveのカウンターが並んでいて、深夜に着いても24時間開いています。ドンムアン(DMK)、プーケット(HKT)、チェンマイ(CNX)といった主要な国際空港にも同じようにキオスクがあります。

スワンナプーム空港の到着ホールにあるタイのSIMカード販売カウンターのイメージ
※画像はイメージです

買い方はとても簡単で、パスポートを見せて、欲しいプランを指差すだけ。スタッフが英語で対応してくれて、SIMを挿してアクティベートまでその場でやってくれます。言葉に自信がなくても、料金表を指させば通じるので身構えなくて大丈夫です。

料金は時期やプランで動きますが、2026年時点だとだいたい次のくらいが目安です。

プランの種類 料金の目安 中身の例
エントリー 299バーツ前後 8日間・15GBほど+電話番号付き
データ無制限 449〜699バーツ 8〜15日間の使い放題
AISの無制限(一例) 499バーツ前後 8日間無制限+国際通話クレジット付き

8日間で15GBあれば、地図やSNS、調べもの中心の旅行なら十分足ります。動画をずっと見たり、テザリングでパソコンを繋いだりするなら無制限にしておくと安心です。ここに挙げた金額はあくまで目安なので、最新の料金はカウンターや各社の公式で確認してください。

タイの中を飛行機で移動する人は、国内線に乗る前にネットを確保しておくと搭乗手続きの通知も逃しません。国内線の乗り方はタイの国内線の乗りこなし方にまとめています。

eSIMなら、日本にいるうちに手配を終えられる

「着いてすぐ繋がっていてほしい」なら、eSIMが圧倒的にラクです。

日本にいるうちにネットで買っておけば、QRコードが送られてきます。それをスマホで読み込んで設定しておき、タイに着いたら機内モードを切るだけ。カウンターに並ぶ必要も、SIMを入れ替えて日本のSIMを失くす心配もありません。僕が最近いちばん多いのはこのパターンです。

eSIMのQRコードをスマホで読み込んでタイの通信を設定している画面のイメージ
※画像はイメージです

手配できるサービスはいくつかあって、それぞれ少しずつ性格が違います。

サービス 特徴 向いている人
Klook 購入後すぐQR発行・アプリで自動インストール・日本語チャット対応 初めてで不安な人
Airalo 190カ国以上対応・タイ単体もアジア地域プランも選べる 周辺国も回る人
Holafly データ無制限・QR読み込みで開通・APN設定済みのことが多い 通信量を気にしたくない人

初めてeSIMを使うなら、日本語のチャットサポートがあって手順がわかりやすいKlookあたりが無難です。タイのあとにラオスやカンボジアへ抜けるような周遊なら、地域プランのあるAiraloが便利。とにかく容量を気にせず使いたいならHolaflyの無制限、という選び方でだいたい合います。

AndroidはAPN、iPhoneはほぼ自動でつながる

設定でつまずくポイントは、実はそんなに多くありません。

iPhoneは各国の回線に自動でつながる仕組みが整っているので、eSIMを入れれば基本はそのまま使えます。気をつけたいのはAndroidで、SIMやeSIMを入れたあとにAPN(アクセスポイント)の設定と、データローミングをオンにする操作が必要な場合があります。

⚠ 繋がらないときにまず確認する3つ
タイに着いてネットが開かないときは、①データローミングがオンになっているか、②APNが正しく設定されているか、③使う回線(eSIM側)が選ばれているか、の順で見ると大抵は直ります。eSIMを使うにはSIMロックが解除された対応端末が前提なので、古い端末やロック中の端末は事前に確認しておいてください。

心配なら、日本にいるうちにeSIMを入れて設定まで済ませておくのがいちばん安全です。QRの読み込みと回線の追加は自宅のWi-Fiでできるので、現地でオンにするだけの状態にしておけば、着いてから慌てることはありません。

物理SIMを使う人は、抜いた日本のSIMを失くさないように保管する習慣も大事です。小さくてすぐ行方不明になるので、僕の失敗談も含めた保管のコツはSIMカードの保管と紛失を防ぐ工夫に書いています。

出発前にやっておくと、着いてからが楽になる

ネットの手配は、入国前の準備とセットで片付けておくと当日がスムーズです。

タイは入国のルールや必要な手続きが年によって変わるので、通信の準備と一緒に最新情報を確認しておくと安心できます。入国まわりの話はタイ入国の最新情報と準備にまとめてあるので、渡航前にひと通り目を通しておくといいです。

バンコクの街中でスマホの地図を見ながら移動する旅行者のイメージ
※画像はイメージです

僕の場合は、出発の数日前にeSIMを買ってスマホに設定まで済ませ、あとは現地で機内モードを切るだけ、という状態にして出発します。これだけで、到着してすぐGrabを呼んで動き出せるので、旅の入りがずいぶん快適になりました。

タイのSIM・eSIMでよく聞かれること

結局SIMとeSIMはどっちが安いの?とよく聞かれます。短期の旅行だと料金の差はほとんどなくて、数百バーツ〜千円台の範囲に収まることが多いです。だから金額より「カウンターに並ぶ手間を省きたいか」で選ぶほうが、満足度は高いと思います。

現地に着いてから買っても間に合う?という質問も多いですね。スワンナプーム空港のカウンターは24時間開いているので、深夜着でもその場で買えます。ただ、繁忙期は列に並ぶこともあるので、待ちたくない人は日本でeSIMを入れておくのが確実です。

古いスマホでもeSIMは使える?と気にする人もいます。eSIMは対応端末とSIMロック解除が前提なので、心配なら物理SIMのほうが確実です。空港カウンターなら端末を見て使えるプランを案内してくれるので、迷ったら現地で相談してしまうのも手です。着いてからの移動でネットをフル活用する動き方はバンコクの移動手段にもまとめているので、あわせてどうぞ。

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