パタヤって「海の街」のわりに、どこで何を食べればいいのか意外と迷いますよね。観光地価格の店も多くて、当たりを引くのに苦労した人もいるんじゃないでしょうか。
僕はタイに30回以上通っていますが、パタヤの一番の強みは実は「食」、それもシーフードだと思っています。もともと漁港のある街なので、水揚げされたばかりのカニやエビを、街なかで驚くほど安く食べられます。
この記事では、パタヤのグルメを「シーフード」「ローカルなタイ料理・食堂」「市場とフードコート」の3本柱で整理して、それぞれの予算感と失敗しない頼み方を紹介します。価格は2026年7月時点で確認できたものを、できるだけ具体的に載せておきます。
パタヤグルメ、ざっくり結論
狙い目は大きく①漁港由来のシーフード、②ローカルのタイ料理・麺類、③市場とモールのフードコートの3つ。屋台やフードコートなら1食100〜200バーツ、シーフードのお店でも1人400〜1,000バーツが目安です。ビーチ沿いの観光地価格の店を避けて、ナクルアやローカル食堂に一歩入るだけで、味もコスパもぐっと上がります。
パタヤのグルメは何を食べればいい?
結論から言うと、パタヤに来たらまず一度はシーフードを食べてほしいです。
理由はシンプルで、パタヤ(とすぐ隣のナクルアやバンサレー)が漁港を抱える街だから。カニ、エビ、ハマグリ、白身魚あたりが新鮮で、しかもバンコクのレストランより安く食べられます。「せっかく海の街に来たのに内陸と同じものを食べる」のはもったいないです。
とはいえ毎食シーフードだと財布も胃も疲れるので、昼はローカル食堂の麺やガパオ、夜は市場で食べ歩き、といった具合に緩急をつけるのがおすすめです。次から3本柱を順番に見ていきます。
① パタヤのシーフード:漁港の街の本領
パタヤグルメの主役はやっぱりシーフードです。ここは外さないでほしいところ。
僕がいつも人にすすめるのは、中心部のビーチ沿いよりも、少し北のナクルア(Naklua)エリアです。運河沿いに海に面したシーフード食堂が並んでいて、地元のタイ人ファミリーと長期滞在の外国人で賑わっています。観光地ずれしていない分、値段も味も良心的です。
なかでも有名なのがムンアロイ(Mum Aroi)。海を眺めながらカニやエビを楽しめる人気店で、予算は1人あたりおよそ300〜800バーツ。夕方は混むので、良い席で食べたいなら18時前に入るのが僕の定番です。

もう少しきちんとした席で選びながら食べたいなら、生簀(いけす)から自分で魚介を選べるリムターレイ(Rim Talay)のような choose-your-own 形式の店が便利です。入口の水槽でカニや魚を指差して、調理法を伝えるスタイル。予算は選ぶ食材次第ですが、1人あたり400〜1,000バーツくらいを見ておくと安心です。
がっつり地元の名店を狙うなら、パタヤの少し南にある漁村バンサレー(Bang Saray)のプリチャー・シーフード(Preecha Seafood)まで足を延ばす手もあります。シャコの塩コショウ揚げやホタテのオーブン焼き、青ガニのソムタム(ソムタムプー)が名物で、チョンブリー中からシーフード好きが集まる一軒です。
時価シーフードで失敗しないコツ
カニやエビは「時価(กิโล=キロ単位)」で出す店が多いです。頼むときは「これで何グラム・いくらになるか」を必ず先に確認してから焼いてもらいましょう。重さと総額を握っておけば、会計で驚くことがありません。人数ぶんの目安は、2人ならカニ1杯+エビ1皿+野菜炒め+ご飯くらいがちょうどいい量です。
② ローカルなタイ料理と麺:毎日の一食はここで
シーフードが「ハレの食事」なら、日常の一食を支えてくれるのがローカルのタイ料理店です。
上品な席でタイ料理を食べたいときに便利なのが、ナラタイ(Nara Thai)。Terminal21 パタヤやロイヤルガーデン内に入っている、きれいめのタイ料理チェーンです。パッシーユー(太麺の醤油炒め)、トムカーガイ(鶏のココナッツスープ)、グリーンカレーあたりが安定して美味しく、予算は1人500〜1,000バーツほど。エアコンの効いた店内で、辛さも調整してもらえるので、タイ料理に不慣れな家族連れでも安心です。
雰囲気ごと楽しみたいなら、パタヤ最古参クラスの老舗ルアンタイ(Ruen Thai)。30年以上続くオープンエアの一軒で、毎晩タイの古典舞踊のショーを見ながら食事ができます。予算はショー込みで1人400〜800バーツほど。南部カレーやマンゴーもち米(カオニャオ・マムアン)が評判です。

もっと肩の力を抜いて食べたい日は、ローカルの麺屋がおすすめです。パタヤはボートヌードル(クイッティアオ・ルア)の名店が多く、濃いスープの小さめの丼が1杯20〜30バーツ。地元の人は3〜4杯まとめて頼みます。ガパオ(挽き肉のバジル炒め)やカオマンガイ(茹で鶏ご飯)なら1皿100バーツ前後で、財布にやさしい昼ごはんになります。
こうした店は英語メニューがないこともありますが、指差しとGrabの翻訳で十分注文できます。むしろそういう店のほうが、当たりが多いのがパタヤです。
③ 市場とフードコート:食べ歩きと雨の日の味方
食べ歩きや、天気・時間に左右されず食べたいときに頼れるのが、市場とモールのフードコートです。
夜に食べ歩くならテッパシット・ナイトマーケット(Thepprasit Night Market)。ジョムティエン寄りにあって、金・土・日の17:00〜23:00に開きます。シーフードの串が20〜40バーツ、パッタイが40〜60バーツ、フルーツシェイクが30〜50バーツと、少しずつ色々つまめるのが楽しいところ。地元の空気を味わいたいなら、観光色の薄いナクルア市場もおすすめです。

昼間や雨の日、エアコンでひと休みしたいときはモールのフードコートが便利です。Terminal21 パタヤのフードコートは1皿40〜80バーツで、プリペイドカードにチャージして使う方式。タイ料理から日本食、インド料理まで揃っていて、家族それぞれ好きなものを頼めます。Central Festivalのフードコートも1皿60〜120バーツほどで、麺・カレー・スイーツまで一通り食べられます。
市場やフードコートは、小さい子連れや、シーフードが続いて胃を休めたい日にちょうどいい選択肢です。
パタヤグルメの予算早見表
3本柱それぞれの、1食あたりの予算感を並べておきます。旅程と財布に合わせて組み合わせてください。
| タイプ | 1食の目安 | 代表的な店・場所 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 屋台・市場 | ฿100〜200 | テッパシット市場・ナクルア市場 | 食べ歩きで少しずつ |
| フードコート | ฿40〜120/皿 | Terminal21・Central Festival | 雨の日・子連れに便利 |
| ローカル食堂 | ฿100前後/皿 | ボートヌードル・カオマンガイ店 | 日常の一食に |
| タイ料理店 | ฿400〜1,000/人 | ナラタイ・ルアンタイ | きれいめ・ショー付きも |
| シーフード | ฿400〜1,000/人 | ムンアロイ・リムターレイ | 時価は重さと総額を先に確認 |
価格は店や時期、頼む食材で前後しますが、予算を立てるときの目安になります。シーフードだけ「時価で膨らみやすい」ことを覚えておけば、大きく外すことはありません。
観光地価格を避けて賢く食べるコツ
最後に、僕が何度も通って身についた「パタヤで損しない食べ方」を、実体験からいくつか。
一つ目は、ビーチロード沿いの一等地の店に飛び込まないこと。景色代が乗って割高になりがちです。一本裏の通りや、ナクルア・ジョムティエン方面に少し移動するだけで、同じ料理が安く、しかも地元客で賑わっていて美味しいことが多いです。
二つ目は、Grabとソンテウを使い分けること。ナクルアやバンサレーのシーフード店は中心部から少し離れているので、行きはGrab、近距離の移動はビーチ通りを流すソンテウ(1人10バーツ前後)にすると、交通費を抑えつつ食べ歩けます。
三つ目は、シーフードの時価は必ず重さと値段を先に確認すること。これは②でも書きましたが、いちばん会計トラブルになりやすいので繰り返しておきます。
1泊2日の食べ方モデル
1日目:昼はローカル食堂で麺 → 夜はナクルアのシーフードでカニとエビ。2日目:朝はフードコートで軽く → 昼はナラタイできれいめタイ料理 → 夕方はテッパシット市場で食べ歩き。シーフードは1回に集中させて、あとは市場と食堂で緩急をつけると、飽きずに財布も胃も持ちます。
まとめ:パタヤは「食の街」でもある
パタヤは「海とナイトの街」だと思われがちですが、漁港由来のシーフードと、市場・フードコートの食べ歩きが揃った、実はかなり守備範囲の広い「食の街」です。
シーフードを一度は奮発しつつ、日常の一食はローカル食堂と市場で緩急をつける。この組み立てだけで、パタヤの食はぐっと満足度が上がります。
観光の回り方とあわせて計画するならパタヤ観光モデルコースを、旅全体の費用感をつかむならタイ旅行の予算ガイドもどうぞ。バンコクから足を延ばす人はバンコクの交通ガイド、時期選びはタイのベストシーズンが役に立ちます。次のパタヤでは、ぜひ一食は本気のシーフードに充ててみてください。



