熱海でワーケーション、東京から新幹線45分の近さを僕が調べてみた
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福岡のワーケーションを調べたときは「街のインフラを使い倒す」話で、南紀白浜のときは「リゾートの時間に仕事を差し込む」話でした。

今回調べた熱海は、そのどちらとも違います。東京からの近さそのものが武器になる場所で、日帰りでも宿泊でも成立してしまう距離感が特徴です。2026年現在の状況をまとめました。

先に押さえておくこと

東京駅から熱海駅までは新幹線こだまで約45分、1時間に2〜3本走っています。日帰りでのテレワークも、1〜2泊の宿泊ワーケーションも、どちらも無理なく組める距離です。ただし老舗コワーキングだったnaedocoは2026年6月9日に営業を終了していて、今もnaedocoを「営業中」として紹介しているサイトが残っています。現在の拠点は旧網代小学校を活用したAJIRO MUSUBIです。この記事ではそこも含めて2026年時点の情報に絞りました。

東京から近いことが、そのまま強みになる

熱海市は「熱海ワーケーション」という公式ポータルサイトを運営していて、宿泊・ワークプレイス・研修会場の情報を検索できるようにしています。

さらに熱海市とJTBが組んだ「意外と熱海 for Biz」というビジネス利用向けのサイトもあり、企業の研修や会議、個人のワーケーションまで幅広く受け皿を用意しています。市として本気でこの需要を取りに行っているのが伝わってきます。

福岡や南紀白浜と比べたときの熱海の一番の特徴は、移動時間の短さです。新幹線に乗ってしまえば1時間もかからないので、金曜の午後だけ現地入りして温泉に浸かり、土曜に少し仕事をして帰る、みたいな軽い使い方もできます。

新幹線に乗ってしまえば1時間もかからない

アクセスの話を先に詳しくしておきます。ここが熱海のワーケーションを考えるときの出発点だと思うので。

列車種別 東京駅からの所要時間 運行間隔の目安
こだま 約45分 1時間に2〜3本
ひかり(一部) 30分台程度 本数は限定的

運賃について
時期や予約経路(えきねっと・スマートEXなど)で変わるため、具体的な金額は出発日を決めてから公式で確認するのが確実です。ここでは所要時間だけを目安として紹介します。

熱海駅の新幹線ホームのイメージ
※画像はイメージです

朝いちばんのこだまに乗れば、9時前には熱海に着きます。日帰りでも十分に「現地で数時間働いて温泉にも入って帰る」が成立する距離感です。福岡は飛行機、南紀白浜も飛行機でしたが、熱海は新幹線でこの近さというのが、他の2都市にはない強みだと思います。

老舗コワーキングが消えて、旧小学校が拠点になった

熱海のコワーキングというと、これまで熱海銀座商店街にあったnaedocoが定番として紹介されてきました。

naedocoは2026年6月9日に営業終了しています
検索するとまだ「熱海のコワーキングスペースnaedoco」として紹介している記事が多く出てきますが、現在は利用できません。ワーケーション先を探すときに、更新の古い記事の情報のまま向かってしまうと現地で困るので、ここは先に明記しておきます。

代わって現在の拠点になっているのが、旧網代小学校を活用したAJIRO MUSUBIです。廃校になった小学校の校舎をそのまま使っていて、コワーキングスペースのほかに貸し会議室、カフェ、地域との交流イベントも行われています。

プラン 月額目安 備考
ドロップイン 1,650円/日 1日だけ使いたい人向け
ベーシック 5,500円/月 個人の基本プラン
登録制 8,800円/月 利用頻度が高い人向け
スモールビジネス支援 7,500円/月 月替わりで出店ブースも利用可
法人 16,500円/月 同一法人3名まで

通常の営業時間は10時から17時で、火曜・水曜・木曜が定休日です。コワーキングやレンタルオフィスの月額会員になると、8時から21時まで年中無休で使えるので、平日にがっつり作業したい人は会員プランを検討する価値があります。電源・Wi-Fi・複合機・ロッカー・半個室ブースなど、ひととおりの設備は揃っています。

廃校を活用したコワーキングスペースのイメージ
※画像はイメージです

熱海駅からは少し離れた網代エリアにあるので、駅前で完結したい日帰り利用には向きません。逆に言えば、車やバスで少し足を延ばせる余裕がある宿泊ワーケーションの日に組み込むのが向いていると思います。

宿泊してワークスペースを使うなら

コワーキングまで出向かなくても、宿泊先に作業スペースがあれば、それだけで十分な日もあります。熱海には温泉旅館・ホテルでワーケーションを意識したプランを用意しているところがいくつかあります。

施設 ワーク環境 温泉・入浴
KKRホテル熱海 高速Wi-Fi完備、10連泊プランあり オーシャンビューの露天風呂
HOTEL ACAO 客室ごとに個別Wi-Fiを完備 海と一体化したような露天風呂
熱海温泉ホテル 夢いろは 館内無線LAN、カラオケルームを1〜12名の個室会議室として利用可 源泉掛け流し温泉
熱海パールスターホテル テレワークブース・ミーティングルーム・応接室を用意 宿泊プランにより異なる

料金は施設ごとに公式で確認を
プランや部屋タイプで料金差が大きく、時期によっても変動するため、この記事では具体的な金額は載せていません。予約サイトによって表示額が大きく異なる施設もあったので、必ず宿泊予定の公式サイトか予約サイトで最新の料金を確認してください。

個人でどの施設が使えるか探すときは、熱海市と JTB の「意外と熱海 for Biz」の公式サイトが、目的や人数からワークプレイスを検索できるので便利です。個室ワークプレイス単体の料金は施設ごとに差があるため、こちらも利用前に確認しておくと安心です。

温泉旅館の客室からの海の眺めのイメージ
※画像はイメージです

日帰りにするか、泊まりにするか

ここまでの内容を整理すると、熱海のワーケーションは大きく2パターンに分かれます。

日帰りなら、朝のこだまで熱海入りして、駅前のカフェやワークプレイスで数時間作業し、温泉旅館の日帰り入浴で一息ついて夕方の新幹線で戻る、という組み方です。移動そのものが短いので、福岡や南紀白浜のような「行くだけで半日仕事にならない」心配が少ないのが熱海らしいところです。

1〜2泊するなら、宿泊先のワークスペースを軸にして、必要な日だけAJIRO MUSUBIのような専用コワーキングに足を延ばす、という組み方が現実的だと思います。網代エリアまで移動する分、日帰りより少し余裕を持ったスケジュールになります。

まとめると

短時間でも成立させたいなら日帰り、腰を据えて数日作業したいなら宿泊+AJIRO MUSUBIの組み合わせ。東京からの近さがそのまま選択肢の広さになっているのが、熱海のワーケーションの一番の特徴だと思います。

都市型のワーケーションと比べてみたい人は、福岡でワーケーションした記事も参考にしてください。リゾートで温泉つきの宿にこもりたいなら、南紀白浜の記事のほうが近い感覚だと思います。

海外のノマド環境も知っておきたいなら、バンコクのノマド向けホテルの記事チェンマイのノマドカフェの記事も書いています。国内と海外では通信環境や物価の感覚がかなり違うので、比べてみると面白いと思います。

熱海のワーケーションで迷いやすいところ

日帰りだけでも意味がありますか

あります。新幹線の所要時間が短いので、数時間の作業と温泉だけでも「行った甲斐がある」距離感です。飛行機を使う福岡や南紀白浜と比べると、日帰りのハードルはかなり低いです。

コワーキングはAJIRO MUSUBI以外にもありますか

熱海駅周辺にもレンタルスペースや会議室利用ができる施設はありますが、専用のコワーキングスペースとしてはAJIRO MUSUBIが現時点でわかりやすい選択肢です。ホテルのワークスペースと組み合わせて考えるのが現実的だと思います。

混雑する時期はありますか

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観光地なので、週末や花火大会の時期は宿泊料金が上がりやすく、部屋も埋まりやすいです。作業を優先したい日は、平日か閑散期を選ぶほうが落ち着けると思います。

Wi-Fiは自分で用意すべきですか

宿泊先やAJIRO MUSUBIにはWi-Fiが用意されていますが、オンライン会議を安定させたいなら、モバイルルーターを予備で持っておくと安心です。地方の観光地に共通する話ですが、電波の入りは建物によって差があります。

熱海は近さゆえに「思い立ったらすぐ行ける」場所です。次に予定が空いたら、実際に日帰りか一泊かで試してみて、この記事に現地の感想を追記するつもりです。

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