バンコクでノマドワーカーとして働いてみたいけど、実際どこで作業して、ひと月いくらかかるのか。気になりますよね。
僕は観光のついでにカフェで仕事を片付けたり、長めに滞在してコワーキングに通ったりしながら、何度もバンコクで働いてきました。その経験から言うと、バンコクはノマドにかなり向いた街です。Wi-Fiは速いし、カフェは多いし、物価も日本よりは抑えられます。
この記事では、僕が実際に使ってきた作業場所と、リアルな費用の目安、それから腰を据えたい人向けのビザの話まで、知っておくと得することをまとめます。料金は2026年時点の目安で、為替やお店の都合で変わるので、最新は現地でご確認ください。
まずバンコクが働きやすい理由
バンコクのいいところは、作業環境のハードルが低いことです。
街中のカフェはだいたいWi-Fiが飛んでいて、速度も普通に速い。スターバックスやTrue Coffeeみたいなチェーンならどこでもだいたい同じ環境で働けるので、その日いる場所に合わせて店を選べます。冷房が効きすぎて寒いくらいなので、僕はいつも薄い羽織りものを一枚バッグに入れています。
時差も日本とたった2時間。日本の取引先とやり取りするノマドワーカーにとって、この2時間差は地味にありがたいです。午前中に自分の作業を進めて、午後から日本時間に合わせて動く、みたいなリズムが組みやすい。
作業しやすいエリアは、プロンポンとトンロー
どこを拠点にするかで、働きやすさはけっこう変わります。
僕がよく作業するのは、BTSのプロンポン駅とトンロー駅まわり。このあたりは日本人が多く住むエリアで、落ち着いたカフェが多く、電源が使える席を置いている店も少なくありません。日本食も手に入りやすいので、長く滞在しても食に困らないのが大きいです。
カフェで働くときに僕が見ているのは、店の混み具合と長居のしやすさです。コーヒー一杯で何時間も粘るのはお店に悪いので、僕は丸一日いるなら2杯目を頼むようにしています。プロンポンあたりのカフェだと、コーヒー2杯で200バーツ前後。これで電源とWi-Fiを使って一日仕事ができるなら、十分ありがたい環境だと思います。
ただ、カフェは営業時間や席のレイアウトがよく変わります。閉店していることもあるので、狙った店があるなら行く前にGoogleマップで当日の営業状況を見ておくと無駄足にならずに済みます。
ガッツリ集中したい日はコワーキングへ
オンライン会議が続く日や、丸一日集中したい日は、僕はコワーキングスペースを使います。カフェと違って気兼ねなく長居できるし、Wi-Fiも安定しているので、締め切り前は迷わずこっちです。
バンコクのコワーキングは選択肢が幅広くて、料金もピンキリです。僕が実際に使ったり、候補として見てきた施設を整理すると、こんな感じになります。
| 施設 | エリア | 料金の目安 | こんな人に |
|---|---|---|---|
| TCDC(タイ・クリエイティブ&デザインセンター) | チャルンクルン(バンラック) | 1日100バーツ/年会費1,200バーツ | とにかく安く済ませたい |
| The Hive Thonglor | トンロー | デイパス330〜390バーツ前後 | 屋上カフェ付きで気分よく働きたい |
| True Digital Park | スクンビット(プンナウィティ) | 施設による | 大規模なテック拠点で集中したい |
| WeWork | 市内主要オフィス | 月8,000バーツ前後〜 | 固定席でしっかり通いたい |
※料金は2026年時点の目安です。プランや為替で動くので、最新は各施設で確認してください。
安く済ませたいなら、TCDC(タイ・クリエイティブ&デザインセンター)が頼りになります。1日100バーツ、年会費でも1,200バーツほどで、図書館と一体になった静かな作業空間を使えるのは正直ありがたいです。火曜から日曜の営業で月曜が休みなので、そこだけ気をつけてください。一方で、毎日通うつもりなら月額制のほうが得で、市内のコワーキングは月5,000バーツ前後が一つの相場感。固定席にこだわると、もう少し上がります。
The Hive Thonglorは僕の好みで、営業はだいたい朝8時から夜20時まで。屋上にカフェとテラス席があって、煮詰まったら外の風に当たれるのが気に入っています。会員になれば24時間使えるので、夜型の人にも合います。
ひと月バンコクで働くと、いくらかかる?
ノマドで一番気になるのはここですよね。腰を据えて1ヶ月働く前提で、ざっくりの内訳を出しておきます。
宿は何を選ぶかで大きく変わります。スクンビットのサービスアパートメント(1ベッドルーム)だと、月4〜7万バーツくらいが目安。もっと安いコンドミニアムやゲストハウスを月単位で借りれば、ここはぐっと下げられます。
作業場所のコストは、カフェ中心なら一日200〜300バーツ、コワーキング月額なら5,000バーツ前後。通信はSIMかポケットWi-Fiで、ひと月1,000バーツも見ておけば足ります。あとは食費ですが、屋台やフードコートを使えば一食50〜100バーツから食べられるので、外食中心でも日本よりかなり抑えられます。
合計すると、宿のグレード次第で月10万円台から、というのが現実的な肌感覚です。日本で同じ暮らしをするより、僕は安く・快適に働けています。長期滞在で必要になる現地の銀行口座については、バンコクで銀行口座を作った時の話にまとめてあるので、腰を据える人は参考にしてみてください。
通信は到着初日にSIMを買えば安心
バンコクで働くなら、ネット環境は最優先です。
僕は空港に着いたらまずSIMを買います。AIS、True、dtacといった大手キャリアのプリペイドSIMが空港カウンターで手に入って、観光客向けの短期データプランも豊富です。これでカフェのWi-Fiが弱い時もテザリングで逃げられるので、作業が止まりません。
最近はeSIMも便利になっていて、日本にいるうちに設定を済ませておけば、着いた瞬間からつながります。仕事道具まわりで僕が持っていくものはノマドワーカーの持ち物の記事に書いたので、荷造りの参考にどうぞ。
どのくらい滞在できる? ビザの話
「ちょっと働く」なら観光で入国すれば十分ですが、「数ヶ月腰を据えたい」となるとビザが関わってきます。観光目的の入国でどれくらい滞在できるかは時期や国籍で変わるので、計画前にタイ入国の最新ルールを確認しておくのが安全です。
そんな中でノマド界隈の話題になっているのが、2024年に始まったDTV(デスティネーション・タイランド・ビザ)です。これはリモートワーカーやデジタルノマドを対象にしたビザで、有効期間は5年のマルチプル。1回の入国で最長180日まで滞在でき、現地で延長すればさらに180日伸ばせます。
申請はオンライン(e-Visa)で、発行手数料は10,000バーツほど。20歳以上で、50万バーツ相当の資産証明と、リモートワークしていることを示す書類が必要、というのが大まかな条件です。要件や費用は変わることがあるので、本気で取るなら申請時点の公式情報を必ず確認してください。観光で何度も通ううちに「いっそ腰を据えたい」と思ったら、こういう選択肢があると知っておくだけで動きやすくなります。
息抜きも込みで、バンコクは働きやすい
ずっと作業していると煮詰まるので、僕は意識して食べ歩きの時間を作っています。バンコクは美味しい店が多くて、その息抜きがまた次の集中につながるんですよね。たとえばバンコクのグルメ記事で紹介しているような店に足を運ぶのも、いい気分転換になります。
働く環境、費用、滞在の選択肢。この三つが揃っているのが、僕がバンコクをノマド先に選ぶ理由です。まずは数日、カフェで作業してみるところから始めれば、この街の働きやすさはすぐに分かるはずです。




