プーケット旧市街グルメ、オールドタウンで食べ歩いた老舗と名物の店
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プーケットというと、まずパトンのビーチを思い浮かべる人が多いと思います。

でも僕がこの島で一番通っているのは、海じゃなくて内陸の旧市街(オールドタウン)です。黄色やピンクに塗られた古い商店建築が並ぶ通りに、創業何十年というローカル食堂が普通に営業していて、ここは完全に「食べ歩きの街」なんです。

ビーチで泳いだ翌日に半日だけ旧市街へ出る、くらいの軽い気持ちで行くと、たぶん予想の3倍くらいお腹が膨れて帰ってきます。

プーケット旧市街グルメのざっくり結論

食の中心はタラン通り・ディブック通り・ヤワラート通りの3本に固まっています。朝は点心と福建麺、昼はローカル食堂、夕方は日曜のウォーキングストリート、という流れで動くと一番おいしい時間に当たります。エリアは徒歩で回れる広さなので、半日あれば十分まわれます。

まず旧市街の歩き方から

プーケット旧市街は、100年前後前のシノ・ポルトギーゼ様式(中国系移民とポルトガル様式が混ざった建築)の街並みがそのまま残っているエリアです。

食べ物の店が集まっているのは、東西に走るタラン通り(Thalang Road)と、それに平行なディブック通り(Dibuk Road)、そして縦に抜けるヤワラート通り(Yaowarat Road)のあたり。この3本が交差する一帯を歩いていれば、有名店はだいたい目に入ります。

通りと通りをつなぐ細い路地に、ソイ・ロマニー(Soi Romanee)という写真映えで有名な小路があります。カラフルな建物が連なっていて、食事の合間の散歩コースにちょうどいいです。

プーケット旧市街オールドタウンのシノ・ポルトギーゼ様式のカラフルな街並み
※画像はイメージです

まず、どの通りに何があるかをざっくり頭に入れておくと迷いません。

通り・エリア 何がある 歩く時間の目安
タラン通り(Thalang Rd) 老舗食堂・カフェ・土産店。日曜は歩行者天国の市場に 端から端まで徒歩10分
ディブック通り(Dibuk Rd) ローカルフードコート・名物麺の店 徒歩5〜8分
ヤワラート通り(Yaowarat Rd) 点心・ローカル食堂。ディブックと交差 徒歩5分
ソイ・ロマニー(Soi Romanee) カラフル建築の小路。写真スポット 徒歩2分

距離が短いぶん、暑い時間帯はこまめにカフェやアイスで休憩を入れるのが正解です。日中の旧市街は日陰が少ない通りもあるので、水は1本持っておくと安心でした。

朝はホッケンミーと点心から始める

旧市街でちゃんと食べたいなら、朝に強い街だということをまず覚えておいてください。

僕がいつも最初に向かうのが、福建麺(ホッケンミー)の老舗ミートンポー(Mee Ton Poe)です。創業70年を超える店で、太めの麺を豚肉やつみれ、海老と炒め、上に半熟の玉子をのせた一皿が看板。プーケットは中国系移民の食文化が濃いので、こういう福建系の麺が名物になっています。

もっと早い時間に動けるなら、点心の名店ブーンラット(Boonrat Dim Sum)もおすすめです。1917年創業という、もはや歴史の域の店で、広東式の点心を朝の6時から10時ごろまでだけ出しています。点心は午前中で終わってしまうので、これを狙う日は早起き必須です。

プーケット名物の福建麺ホッケンミー、太麺に海老と豚と半熟玉子をのせた一皿
※画像はイメージです

朝に動くときの時間メモ
点心のブーンラットは6:00〜10:00ごろまで。福建麺のミートンポーは昼も開いていますが、人気店なので12時前後は並ぶこともあります。早い時間に着くほど、待たずにいい席に座れます。

麺と点心でお腹を満たしたら、そのまま昼のローカル食堂へつなぐのが旧市街の黄金コースです。

ローカルの本気はロックティエンとコピティアム

昼にプーケットらしいローカル飯を食べるなら、フードコートと食堂を1軒ずつ押さえておくと外しません。

まずフードコート。ディブック通りとヤワラート通りの交差点にあるロックティエン(Lock Tien Food Center)は、島でも最古級、50年以上続く屋台型のフードコートです。プーケット名物のローバ(豚モツの揚げ物)やポピア(生春巻き)など、ひとりだと頼みきれないくらいのローカルメニューが一カ所に集まっています。少人数でも何品かシェアして食べられるのがフードコートのいいところです。

食堂でしっかり食べたい日は、コピティアム・バイ・ウィライ(Kopitiam by Wilai)へ。プラナカン(中国系移民の食文化)とタイ、福建の料理が混ざったローカル食堂で、価格も手頃です。ただし日曜が定休で、営業は11:00〜20:00。日曜にここを目指して空振り、というのは旧市街でよくある失敗なので気をつけてください。

もう一段ちゃんとした南タイ料理を食べたいなら、ミシュランのビブグルマンに選ばれているワンチュン(One Chun)も旧市街にあります。蟹のカレーや豚の角煮といった南部の家庭料理を、1950年代風のレトロな店内で出してくれます。

プーケット旧市街のローカルフードコートに並ぶタイ料理の数々
※画像はイメージです

このあたりの店は営業時間と定休日がバラバラなので、表でまとめておきます。

店名 名物 予算の目安 営業時間
ミートンポー(Mee Ton Poe) 福建麺(ホッケンミー) 60〜120バーツ 昼〜夜(人気店・昼は混む)
ブーンラット(Boonrat) 広東式の点心 1皿20〜40バーツ 6:00〜10:00ごろ
ロックティエン(Lock Tien) ローバ・ポピア等ローカル各種 1品40〜80バーツ 昼〜夕方(店舗ごと)
コピティアム(Kopitiam by Wilai) プラナカン×タイの食堂飯 80〜150バーツ 11:00〜20:00(日曜休)
ワンチュン(One Chun) 南タイ料理(蟹カレー等) 150〜300バーツ 昼〜夜

価格は2026年6月時点で僕が確認した目安です。タイは食材や為替で値段が動くので、最終的には店頭で確かめてください。それでも、日本で南タイ料理を食べることを思えば、どれも驚くほど安く感じるはずです。

甘いものとカフェで一回休憩を入れる

旧市街は炭水化物の連打になりがちなので、途中で甘いものとコーヒーを挟むとペースが保てます。

タラン通りの周辺には、ココナッツミルクのアイスを出す店が点在しています。黒もち米やナッツをのせた素朴な味で、暑い日中の街歩きにちょうどいい甘さです。店名は時期で入れ替わることもあるので、ここでは「タラン通り周辺のアイス店」とだけ書いておきます。歩いていれば行列で分かります。

コーヒー派には、旧市街に増えている古い商店をリノベしたカフェがおすすめです。Wi‑Fiと電源があって作業しやすい店も多く、昼の暑い時間にノートPCを開いて1〜2時間こもるのにも向いています。プーケットを拠点にゆるく仕事する人も最近は増えていて、街の空気がそれを許してくれる感じがあります。

プーケット旧市街の古い商店をリノベしたおしゃれなカフェの店内
※画像はイメージです

このあたりの「カフェで作業しながら旅する」感覚は、北部のチェンマイともよく似ています。タイで腰を据えて街歩きしたい人は、チェンマイ観光のまわり方チェンマイのグルメの記事も合わせて読むと、北と南の違いが見えて面白いと思います。

日曜だけのウォーキングストリートは別格

もし旅程を調整できるなら、旧市街は日曜に当てるのが一番おいしいです。

毎週日曜の夕方、タラン通りが歩行者天国になって、ラヤイ(Lard Yai)と呼ばれるウォーキングストリートの市場が立ちます。時間はだいたい16:00〜22:00。通りの両side に屋台がびっしり並んで、ローカルフードから南国フルーツ、ハンドクラフトの雑貨まで、食べながらだらだら歩けます。

ストリートミュージシャンが演奏していたり、古い建物がライトアップされたりして、昼の旧市街とはまったく違う顔になります。プーケットで僕が一番すきな時間帯かもしれません。

日曜夕方のプーケット旧市街ウォーキングストリート、屋台が並ぶ賑わい
※画像はイメージです

日曜マーケットの注意点
開催は日曜だけ。夕方からかなり混むので、屋台を落ち着いて回りたいなら16〜17時台の早い時間が狙い目です。スリ対策で貴重品は前に持ち、現金は小額紙幣を多めに用意しておくと屋台で買いやすいです。

逆に言うと、平日に来ると旧市街はぐっと静かです。それはそれで落ち着いて店を回れるので、マーケット目当てじゃないなら平日でも十分楽しめます。

アクセスと、半日のまわり方

最後に、どうやって行ってどれくらい時間をみればいいかをまとめます。

多くの人が泊まるパトンビーチからは、車で30〜40分ほど。配車アプリのGrabかタクシーが楽で、片道だいたい300〜500バーツが目安です。プーケット空港からも車で40分前後なので、到着日や出発日の空き時間に組み込むこともできます。島内はバスが頼りないので、Grabを前提にしておくと動きやすいです。

時間配分は、食べ歩きメインなら半日(4〜5時間)あれば主要な店と通りは回れます。朝の点心から始めて昼のローカル食堂、午後はカフェとソイ・ロマニーで写真、という流れがきれいです。日曜ならそのまま夕方のマーケットまで居座ると、1日まるごと旧市街で完結します。

半日モデルの一例
朝:点心 or 福建麺 → 昼:ロックティエン or コピティアム → 午後:カフェ&ソイ・ロマニーで休憩と撮影 → (日曜なら)夕方:ウォーキングストリート。徒歩中心で、移動はほぼ無しで回れます。

「半日もいて飽きない?」と聞かれそうですが、旧市街は1ブロックごとに店と建物の表情が変わるので、食べて歩いてを繰り返しているとあっという間です。むしろ胃袋が足りません。

タイ全体の旅程に組み込むなら、入国まわりの最新情報はタイ入国2026の記事に、バンコクからの足を延ばす日帰り案はアユタヤ日帰りの記事にまとめてあります。バンコクのローカル飯と食べ比べたい人はバンコクのランチ事情もどうぞ。

プーケットは「海の島」のイメージが強いぶん、旧市街の食を知っているとちょっと得した気分になれます。次にこの島へ行くときは、ビーチの予定を半日だけ削って、ぜひオールドタウンを歩いてみてください。

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